第79話 すぎもとまさとさん
自分の世界をこれほど持っている歌手は少ないでしょう。
作曲家、杉本真人であり、歌手すぎもとまさとさんです。
毎年、名古屋で行われるすぎもとまさとLIVEにはその世界を求めて、年毎に観客が増えています。
それもすぎもとまさとさんと同世代の人々が圧倒的に多くです。
そして今年10月に行われるLIVEではすぎもとさんの等身大のオリジナルアルバム「Route67」の中の楽曲を中心に繰り広げられます。
特に私はその中での1曲「別れの日に」の世界にひかれます。
人生経験豊富な男の最後のロマンを歌った作品です。
長年連れ添ってきた妻に送るメッセージ『別れの日にはみんなでこの俺肴にして酒を飲んでほしい』『みんなが帰った家の中でひとり泣いてほしい』と語りかけます。
10月11日のアートピアホールでのすぎもとまさとLIVEでこのロマンをしみじみ味わって見て下さい。「別れの日に」はシングルカットされています。
2017年8月
松原敬生 経歴
元東海ラジオ放送のアナウンサー。
東海ラジオ名物アナウンサーとして36年間数々の番組を担当。
2004年にフリーアナウンサーとして独立し、以後数多くの歌謡番組で活躍。
また歌手として「哀愁のトラッカー」をはじめ最新曲「哀愁グラス」までを数多くの作品をリリース。
その他:石原裕次郎に心酔し「東海の裕次郎」と自称していた。
千客万来(せんきゃくばんらい)
多くの客が入れ替わりひっきりなしに来て絶え間がないこと。
「千」「万」は数の多いことを示す。
店などが繁盛していたり来客が頻繁にあったりするときに用いる。
「客」は「かく」とも読む。