松原敬生の千客万来

元東海ラジオ名物アナウンサー

 アマチュアの頃からよく、お会いした葵かを里さんは今や「和の文化」「雅の文化」をこよなく披露しようと頑張っている歌手です。
その表現方法として歌の中に舞いを取り入れています。
一番、三番は歌い、二番はマイクの代わりに扇子を使って舞うのです。

 「芙蓉かを里」という名前で芙蓉流の舞踊で鍛えた実績がこのスタイルを生み出しました。
かを里さんは舞いながら歌う演歌歌手と言っています。
「桂川」という作品から最新の「五山の送り火」までこの形をとっています。
となると和をテーマにピッタリの古都を歌うことになります。
ですから、ご当地は京都中心ですね。
前作は古都の奈良の二月堂がテーマでした。

 葵かを里さんのCDには踊りの振りがちゃんと入っていますから、「五山の送り火」で歌と踊りの両方を楽しめます。

 二月には地元の西尾市文化会館で新曲発表コンサートが開かれますから、艶やかな踊りっぷりを目でも確かめられますよ。

2016年2月


松原敬生 経歴


元東海ラジオ放送のアナウンサー。
東海ラジオ名物アナウンサーとして36年間数々の番組を担当。
2004年にフリーアナウンサーとして独立し、以後数多くの歌謡番組で活躍。
また歌手として「哀愁のトラッカー」をはじめ最新曲「哀愁グラス」までを数多くの作品をリリース。
その他:石原裕次郎に心酔し「東海の裕次郎」と自称していた。


千客万来(せんきゃくばんらい)


多くの客が入れ替わりひっきりなしに来て絶え間がないこと。
「千」「万」は数の多いことを示す。
店などが繁盛していたり来客が頻繁にあったりするときに用いる。
「客」は「かく」とも読む。


松原敬生の千客万来

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