第67話 みやさと奏さん
岩手県の宮古市が故郷であることから、「みやさと奏」という歌手名でデビューして5年。
二十歳前でしたが、今やすっかり素敵な年頃のお嬢さん。
その彼女の第五弾シングルは、恩師、叶弦大先生の作曲「もいちど生まれてくる時は」です。
夜の新宿を舞台にして失恋から立ち直ろうする女性が主人公の歌謡バラードです。
新曲が出る度に毎回キャンペーンでスタジオを訪れてくれますが、お会いする毎に女性が磨かれてくるといった感じです。
さて、今回の新曲の作詞家は伊藤薫先生ですが、タイトルの「もいちど……」のもいちどは何故「もういちど」と「う」が入れなかったのかみやさと奏さんに聞きましたが、彼女も聞いていないとの事。
今度、お会いするときに教えてもらいます。
その詞の中には、最後に「やっぱり私に生まれたい」とあります。
誰もがこの結論にたどり着くように1日1日過ごしていきたいですね。
2016年8月
松原敬生 経歴
元東海ラジオ放送のアナウンサー。
東海ラジオ名物アナウンサーとして36年間数々の番組を担当。
2004年にフリーアナウンサーとして独立し、以後数多くの歌謡番組で活躍。
また歌手として「哀愁のトラッカー」をはじめ最新曲「哀愁グラス」までを数多くの作品をリリース。
その他:石原裕次郎に心酔し「東海の裕次郎」と自称していた。
千客万来(せんきゃくばんらい)
多くの客が入れ替わりひっきりなしに来て絶え間がないこと。
「千」「万」は数の多いことを示す。
店などが繁盛していたり来客が頻繁にあったりするときに用いる。
「客」は「かく」とも読む。