第83話 松原健之さん
松原健之さんの出身地は?と、問いかけると「石川県、金沢」と答える人が多いようです。
正解は「静岡県袋井市」です。
それでは、何故、金沢となるのでしょう。
それは2005年のデビュー曲「金沢望郷歌」のインパクトが非常に強かったせいです。
その彼もデビュー11年目を迎えています。
その間、「奇跡のクリスタルボイス松原健之」として存在感を増してきました。
その声も「ヒューマンボイス」とも呼ばれるように変化し、心に沁みる声と評価されるようになりました。
新曲は「花咲線〜いま君に会いたい〜」というご当地ソングです。
根室本線。釧路と根室間は花咲線と愛称され親しまれています。
途中には花咲駅があるのですが、今は無人駅、花咲線も廃線の噂もあるそうですが、何とかこの曲で、ロマンを掻き立てる路線となるとよいのですが。
彼と話していて、鉄道ファンには「乗り鉄」「撮り鉄」「音鉄」などがありますが、歌謡曲の鉄道路線を歌った歌を応援する「聞く鉄」というジャンルを確立させる牽引曲になるように伝えたところです。
この「雪散華」はお徳盤と通常盤が発売されています。
ジャケットの妖艶さも注目ですよ。
2017年12月
松原敬生 経歴
元東海ラジオ放送のアナウンサー。
東海ラジオ名物アナウンサーとして36年間数々の番組を担当。
2004年にフリーアナウンサーとして独立し、以後数多くの歌謡番組で活躍。
また歌手として「哀愁のトラッカー」をはじめ最新曲「哀愁グラス」までを数多くの作品をリリース。
その他:石原裕次郎に心酔し「東海の裕次郎」と自称していた。
千客万来(せんきゃくばんらい)
多くの客が入れ替わりひっきりなしに来て絶え間がないこと。
「千」「万」は数の多いことを示す。
店などが繁盛していたり来客が頻繁にあったりするときに用いる。
「客」は「かく」とも読む。