第82話 石原詢子さん
漢字検定、準2級の資格を持つ石原詢子さんらしい新曲のタイトルです。「雪散華(ゆきさんげ)」です。
この「散華」というのは仏教用語であり、仏を供養する為に花(華)を撒き散らすことを言います。
その花の代わりを雪がつとめる曲です。
このデビュー30周年記念曲「雪散華」は雪が降る中、突然の別れを告げられた女性が納得出来ず、このまま雪が降り続いて帰ることを出来なくして欲しいことを天に向かって祈るという別れ間際の恋人同士の姿を歌う曲です。
20才でデビューしてから歌の道を歩いてきた石原詢子さん。
この歌の主人公とご自身は一致しますかと尋ねるとまったく違うと一言で否定されました。
もし別れを言い出されたら「はい、そうですか」で終わりだそうです(笑)。
この「雪散華」はお徳盤と通常盤が発売されています。
ジャケットの妖艶さも注目ですよ。
2017年11月
松原敬生 経歴
元東海ラジオ放送のアナウンサー。
東海ラジオ名物アナウンサーとして36年間数々の番組を担当。
2004年にフリーアナウンサーとして独立し、以後数多くの歌謡番組で活躍。
また歌手として「哀愁のトラッカー」をはじめ最新曲「哀愁グラス」までを数多くの作品をリリース。
その他:石原裕次郎に心酔し「東海の裕次郎」と自称していた。
千客万来(せんきゃくばんらい)
多くの客が入れ替わりひっきりなしに来て絶え間がないこと。
「千」「万」は数の多いことを示す。
店などが繁盛していたり来客が頻繁にあったりするときに用いる。
「客」は「かく」とも読む。