第44話 山内惠介さん
山内惠介さんに会うたびに思います。演歌な高校生として初めて仕事をしてから13年、失礼ながら大人になったあという正直な感想を持つのです。今や、歌にお芝居に大活躍。
先日も彼が主演の「曽根崎心中」を東京の江東区文化センターで楽しませて貰いました。ここでも大きくなったなあと。
そして彼の人徳か、共演者の誰もが、彼の為にという気持ちがあるように見受けられるのです。「徳兵衛」という役は、まさに、はまり役、クライマックスに流れる「恋の手本」はお芝居に見事に調和して、最高でした。
もちろん山内惠介さんにとっては、いわばこれがお芝居のスタート地点。ますますの頑張りで歌に芝居に突き進んで欲しいですね。彼の世代の頑張りが歌謡曲、演歌の世界を盛り上げることになるのですから。
ただ、一つ注文があるのです。毎年ディナーショーの司会をさせていただいていますが、その際に「松原さんはボクの父と同い年です」と必ず暴露します。
今後、ぜひお忘れ下さいますように(笑)。
2014年9月
松原敬生 経歴
元東海ラジオ放送のアナウンサー。
東海ラジオ名物アナウンサーとして36年間数々の番組を担当。
2004年にフリーアナウンサーとして独立し、以後数多くの歌謡番組で活躍。
また歌手として「哀愁のトラッカー」をはじめ最新曲「哀愁グラス」までを数多くの作品をリリース。
その他:石原裕次郎に心酔し「東海の裕次郎」と自称していた。