第38話 増位山太志郎さん
甘いソフトな歌声の持ち主、元大関の増位山太志郎さんに初めてインタビューしました。
歌声と同じようにとてもソフトな方でした。
相撲界を卒業して歌手専業としての初のキャンペーンです。
力士時代は当然、キャンペーンは出来ないので、とにかくレコーディングだけの歌手稼業、それでもミリオンセラーを連発するのですから、歌手と曲と時代がマッチしたのでしょう。
「そんな夕子にほれました」から「そんな女のひとりごと」「男の背中」と次々にヒットを飛ばし、カラオケスナックや有線放送で増位山さんの曲が聞かれない日はありませんでした。本人も驚いていたそうです。
さて今回の新曲「夕子のお店」は「そんな夕子にほれました」の続編。
作曲した弦哲也さんのデモテープを聞き『夕子が死ぬほど惚れたのはあなたの他にはいないは誰も』の詩には思わず泣けたそうです。
増位山さんが泣いたのは、守屋浩さんの「月のエレジー」以来2曲目とのこと、その感動を胸に秘めて、「夕子のお店」を歌っていくことでしょう。
2014年3月
松原敬生 経歴
元東海ラジオ放送のアナウンサー。
東海ラジオ名物アナウンサーとして36年間数々の番組を担当。
2004年にフリーアナウンサーとして独立し、以後数多くの歌謡番組で活躍。
また歌手として「哀愁のトラッカー」をはじめ最新曲「哀愁グラス」までを数多くの作品をリリース。
その他:石原裕次郎に心酔し「東海の裕次郎」と自称していた。