松原敬生の千客万来

元東海ラジオ名物アナウンサー

私が大切にしているCDに大月みやこさんの「女の物語(2枚組)」があります。

その理由は、そのうちの1枚の『橋ものがたり』の語りが素晴らしいのです。

元々座長公演のお芝居で演劇の賞を数々受賞されているだけに、台詞や語りが上手なのは当たり前ですが、あえていえば、女優さんでもこれだけの語りが出来る人は少ないでしょう。

実は私は学生時代から、大月みやこさんの台詞に憧れていたのです。
大月さんは、デビュー後、数年間は同じレコード会社の春日八郎さんや三橋美智也さんの劇場公演の前歌を勤めていました。その縁で、春日さんの「夫婦善哉」のなかで台詞を入れています。
その歌を聞いて大月さんの台詞の素晴らしさに触れたのです。
その頃はあまり有名ではありませんでしたのでいつもどんな人だろうと思っていたものです。
その大月さんにインタビュー出来たときは嬉しかったですね。
その際、台詞のコツを伺った時の返事は『間』でした。
それ以来この言葉を私は大切にして来ています。

さて大月みやこさんの新曲は「女の哀愁」です。
この曲を中心に公演が各地でありますが、その際のひとり舞台、『橋ものがたり』は注目ですよ。

2012年7月


松原敬生 経歴


元東海ラジオ放送のアナウンサー。
東海ラジオ名物アナウンサーとして36年間数々の番組を担当。
2004年にフリーアナウンサーとして独立し、以後数多くの歌謡番組で活躍。
また歌手として「哀愁のトラッカー」をはじめ最新曲「哀愁グラス」までを数多くの作品をリリース。
その他:石原裕次郎に心酔し「東海の裕次郎」と自称していた。


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