第8話 城之内早苗さん
まさか、おニャン子クラブの一員が「演歌でソロデビューとは」と驚いてから、もう25年。
デビュー曲の「あじさい橋」の衣装が浴衣姿でしたが、今回の新曲「西馬音内盆唄」の衣装も藍染めの浴衣。衣装も変わっていなければ若さも変わっていないのが城之内さん。
デビュー時とレコード会社が変わったこともあってスタジオでのインタビューも久しぶりでしたが、ホントに若々しいんです。
ところで久しぶりが久しぶりに感じないのが城之内さん。
それは城之内さんの独特の人懐っこさにあります。
さて、デビューして何年ぐらいだったでしょうか。
私が彼女に『夢を心の中に秘めておくのではなくて、口に出して宣言した方が実現する可能性が高い』と話したところ、すぐマイクの前で『自分のコンサートがしたい』と語ってくれました。
その後、すぐその願いが実現しました。
私は恐縮してしまうのですが、彼女はいつもそのことを感謝してくれます。むしろ、私はそのことで言葉の大切さを教えて貰ったと思っているのですが……。
ともかく今後は、何度もお会いする機会が多くなります。
度々この写真のような優しい笑顔にお目にかかれると思うと嬉しくなりますね。
2011年9月
松原敬生 経歴
元東海ラジオ放送のアナウンサー。
東海ラジオ名物アナウンサーとして36年間数々の番組を担当。
2004年にフリーアナウンサーとして独立し、以後数多くの歌謡番組で活躍。
また歌手として「哀愁のトラッカー」をはじめ最新曲「哀愁グラス」までを数多くの作品をリリース。
その他:石原裕次郎に心酔し「東海の裕次郎」と自称していた。