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〈月刊シンガープロ2018年2月号掲載記事〉

渕上雅代デビュー10周年記念コンサート
2017年10月22日(日)   会場:北名古屋市文化勤労会館
司会:篠田陽子

 渕上雅代デビュー10周年記念コンサートが、10月22日、台風21号の接近で雨が降りしきる中を大勢のファンが詰めかけて、北名古屋市文化勤労会館で盛大に開催された。

 渕上雅代は、平成20年に都はるみが座長を務めていた新春特別公演「好きになった人」の都はるみ役に抜擢され、短期間で芝居の特訓を受け、中日劇場(名古屋)、新宿コマ劇場(東京)、松竹劇場(大阪)の三代劇場で行われた公演で準主役を務めた。同時に「吉野路」で歌手デビュー。それから10年、地道に演歌の王道を目指して精進を重ね、シングル6枚、アルバム2枚、マヒナスターズとのデュエット曲1枚を発売し、温厚な人柄と美しい歌声、そして卓越した歌唱力で人々を魅了しファンを増やし続けてきた。

 豊寿会の皆さんが彼女の歌唱バックで踊りを繰り広げ、また天神太鼓の皆さんが台風にまけない和太鼓演奏を披露して、会場を大いに盛り上げた。

 渕上雅代は、「吉野路」を始めとするオリジナル曲から歌い始め、都はるみの「アンコ椿は恋の花」、「大阪しぐれ」など次から次へと大熱唱。表情はとても生き生きと輝いていて、声の伸びが実に素晴らしい。

 彼女の琴演奏も見所の一つであった。渕上雅代は、幼い頃から弾いてきた琴を、「長良川艶歌」の前奏で披露してくれた。

 特筆すべきは、ぎふチャンと東海ラジオで放送している「渕上雅代のゆうゆう介護 知恵の泉」の番組に共演しているスタッフの皆さんがステージに登場して、一人ずつ挨拶してくれたこと。介護している方が感じている思いやる心のつながりをラジオの電波を通して皆様のもとに届けることを心掛けているとのこと。「渕上雅代さんがこれからも活躍できるよう、この番組が長寿番組になるように頑張っていきたい。」と抱負を語った。

 長崎の教会群とキリスト教関連遺産がユネスコの世界遺産に登録されるようにと、天草が力をいれている応援歌「天草は幸せが光る島」の熱唱姿は感慨深いものがあった。


 渕上雅代が語った下記の言葉が忘れられない。
  今日、来られたお客様は大事なお客様。そんな大事なお客様に伝えたい言葉は、私には感謝の言葉しかない。この10年間、こんなちっぽけな私を、これだけたくさんの皆様が私を見捨てずに応援して下さった。皆様がいたからこそ、今、私は、ここに立っていられるんですね。心より皆様にお礼を申し上げたいと思います。

 素直な言葉には、涙が込み上げてくるほどの感動があった。

 最後に「細うで繁盛記」を熱唱すると、会場からアンコールの嵐が轟く。彼女は、その場で自ら「アンコール、アンコール」と連呼して、威勢良く「九州まつり唄(ばってん荒川)」を大熱唱して、10年の道のりを締めた。

投稿:2018年1月13日


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