黒木じゅんキャンペーン|カラオケはるちゃん|カラック美縁都|2019年10月13日(日)
関東、東北地方に甚大な被害をもたらした台風19号が日本列島を通過した翌日、愛知県は台風一過の晴れで、ちょうどその日に黒木じゅんキャンペーンが北名古屋市内の「カラオケはるちゃん」と「カラック美縁都(ヴィエント)」で行われた。
黒木じゅんの父は昭和時代に「霧にむせぶ夜」で大ヒットした歌手の黒木憲。この曲は、1968年に大ヒットした楽曲で、当時黒木じゅんは2才。翌年、アメリカの威信をかけて発射したアポロ11号の有人宇宙飛行が成功して、人類が史上初めて月面に降り立ったことで世界中が沸いた年でもある。
そんな時代の黒木じゅんの憧れは、野球選手とバスの運転手で、歌手にはなりたくなかったというのだから面白い。しかし、大人になり意に反してステージ歌手となった。
もう一つ興味深いのは、黒木じゅんは「うま年」で、彼のご両親も偶然「うま年」だというから驚きだ。
さて、黒木じゅんは1991年にビクターより唐木淳の名で「やせがまん」でデビューし、その年の第33回日本レコード大賞で最優秀新人賞に輝いた。その年は、全13タイトル で新人賞を受賞している。
2008年にEMIミュージック・ジャパンに移籍し、亡き父の「黒木憲」から、「黒木憲ジュニア」と芸名を改めた。
2016年にテイチクレコードに移籍し、亡き父の恩師である鈴木淳先生の門下生となり、「黒木じゅん」に改名。
2018年にテイチクレコードから第二弾、新曲「おとこの夢」を発売。
「おとこの夢」は石原裕次郎さんを彷彿とさせる男らしい楽曲。
カップリングは父の13回忌にあたることから黒木憲の大ヒット曲「霧にむせぶ夜。
黒木じゅんはムード歌謡をこよなく愛し、敏いとうとハッピー&ブルーの「星降る街角」を熱唱して会場から拍手大喝采を浴びた。
また亡き父のカバー曲「霧にむせぶ夜」と「別れても」を黒木じゅんの歌声で披露して絶賛の嵐。
投稿:2020-01-13
黒木じゅんの歌声はセクシーで、曲調の流れの中に音の強い箇所と弱い箇所が切り分けされていて、微妙にくびれが入ったような独特な歌い方である。
この歌声の真髄が父親の黒木憲で、独特な歌声は哀愁漂う色気を醸し出している。女性の心を酔わせるハスキーな中低音は、おそらく父親譲りの歌声なのだろう。
平成時代は、ムード歌謡全盛期が過ぎて、もてはやされなかったが、またいつかムード歌謡が親しまれる時代がくると信じて、皆さんに愛される歌を歌い続けたいと語っていた言葉が印象に残る。
最後に新曲「おとこの夢」を熱唱して会場を沸かせた。
黒木じゅんを盛り上げるために、歌手の杉野裕二と松田敏来も応援に駆けつけてそれぞれが熱唱してお膳立てした。
杉野裕二は、オリジナル曲の「札幌ラブストーリー」と美空ひばりの 「越後獅子の唄」を熱唱。「越後獅子の唄」は「まさにひばりが歌っているようだ、素晴らしい」と絶賛された。
松田敏来は、オリジナル曲「紅葉橋」と鵜飼の鵜匠さんを主役にした新曲「男の川」を力強い歌声で披露して会場を盛り上げた。
「カラオケはるちゃん」も「カラック美縁都」も、とても賑やかな雰囲気で、お客様たちにも随分楽しんでもらえたキャンペーンであった。
取材:シンガープロ 安藤秀樹
投稿:2020年1月13日