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東亜樹、ド演歌で真っ向勝負! 日韓歌王戦、感動の一戦


「2026 日韓歌王戦」という大舞台において、観る者の魂を揺さぶる歴史的な名勝負が繰り広げられました。日本チームの東亜樹が選んだ楽曲は、真山一郎の「河内の次郎長」。浪曲師出身の真山一郎が1975年に発表したこの曲は、演歌に浪曲の節回し、そして河内音頭の土着的なリズムが融合した、まさに「ド演歌」と呼ぶにふさわしい骨太な一曲です。


ギャップが魅せる圧倒的な説得力


ステージに登場した東亜樹は、シンプルで清楚な白いワンピース姿。その可憐なたたずまいからは想像もつかない、男気あふれる力強い第一声が会場に響き渡ると、韓国チームのパク・ソジンからは「演歌を歌うんだね」「これが演歌か」と驚きの声が上がりました。

歌声はどこまでも透き通るように美しく、それでいて随所に光るのびやかな「こぶし」が、聴衆を深くうなずかせます。「次郎長や」と歌い上げた瞬間の圧倒的な歌唱力に、韓国チームからも「ベテラン歌手のようだ」と惜しみない称賛が送られました。


「日本の心」と「韓国の心」の真っ向勝負


対する韓国チームのキム・テヨンが歌ったのは、韓国の古代伝説を題材にした「アサダル」。トロットと伝統的な国楽の情感が溶け合った、まさに「韓国の心」を体現する楽曲です。

一方、東亜樹が歌う「河内の次郎長」には、義理・人情・男気という「日本の心」が凝縮されています。日韓の両者が自国の伝統的な精神を宿した楽曲を選び、真っ向からぶつけ合う。これは単なる歌唱力の競演を超え、互いの文化への敬意が交錯する象徴的な場面となりました。


鳴り止まぬコールと劇的な勝利


歌い終えた東亜樹は、満面の笑みで右手を高く掲げ、清々しい表情で深々とお辞儀をしました。チームメイトの下北姫菜が両手の親指を立てて「グッド!」とエールを送ると、会場には「亜樹!」「キム・テヨン!」と両者を称えるコールが鳴り響きます。

緊張の結果発表。東亜樹は129点(韓国側47点、日本側82点)、キム・テヨンは71点を獲得し、東亜樹が勝利を収めました。注目すべきは、韓国側の判定団からも多くの票が東亜樹に投じられた点です。言葉の壁を超え、正統派演歌の魅力が韓国の観客の心に響いたのでしょう。


勝敗を超えた抱擁


勝利が決まった瞬間、日本チームは歓喜に沸きました。一方、敗北の悔しさをにじませたキム・テヨンでしたが、二人はすぐさま歩み寄り、固く抱き合いました。全力を出し切った者同士にしか分からない敬意と、国境を超えた温かい友情。その姿に、対戦成績が1対1の同点となった会場は、割れんばかりの温かな拍手に包まれました。

「ド演歌」という力強いジャンルでありながら、品格のある歌唱を披露したこと。それは、伝統音楽の未来を明るく照らす、光に満ちた最高のステージでした。

投稿:2026年5月11日
安藤秀樹





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