馬飼野俊一

大衆音楽の殿堂入り(作曲・編曲)

本日、CBCラジオ「チェリッシュ愛の贈り物」(8月9日 7:45~8:00放送)を聴きました。

番組では、今年6月14日に古賀政男音楽博物館「けやきホール」で開催された、馬飼野俊一(まかいの しゅんいち)先生のトークイベント「私の音楽人生」が話題にあがり、とても興味深く聴くことができました。

馬飼野先生の代表曲の一つである「てんとう虫のサンバ」(1973年発売)は、当時中学生だった私にとって、テレビやラジオで毎日のように流れていた大変馴染み深い楽曲です。テレビの向こうで歌うチェリッシュのお二人は、まさに「雲の上の存在」。決して出会うことも話すこともできない、遠い世界のアイドルでした。

当時の私は歌っているお二人の印象ばかりが強く、作家の名前までは意識していませんでした。作曲・編曲が馬飼野俊一先生だと知ったのは、ずっと後のことです。2012年4月に『月刊シンガープロ』を創刊した際、「今月のこの人」コーナーへのご取材を依頼したことが、先生を知るきっかけとなりました。

正直なところ、最初は「馬飼野俊一」というお名前にあまり馴染みがなく、天地真理、アグネス・チャン、野口五郎、細川たかし、森進一といった数々の大スターの楽曲を手がけられた偉大な作曲・編曲家だとは結びついていませんでした。しかし今では、私の中で、先生のお名前はすっかり定着し、「日本の音楽界における偉大な作家」として深く認識しています。

今回のラジオでは、チェリッシュの悦子さんと好孝さんが、当時の馬飼野先生との思い出を親しみ深く語られていたのが印象的でした。

悦子さんは、先生のお人柄についてこう振り返ります。
「馬飼野先生はとってもひょうきんな方なんです。『先生』というと近寄りがたい印象を受けがちですが、先生は全くそんなことはありません。お人柄の温かさがアレンジや楽曲にも表れていて、特にチェロのような音色を使ったロマンチックな編曲が大好きです」

好孝さんも、当時の雰囲気を楽しそうに明かします。
「私たちは『馬飼野さ~ん』なんてフランクにお話ししていましたが、周りから見れば大変な大先生です。古賀政男音楽博物館のスタッフの方々が『先生、こちらです』と恐縮しながら案内されているのを見て、改めてそのことを実感しました。また、アメリカでのレコーディングの際、ご自身がアレンジャーであるにもかかわらず、現地のミュージシャンに『好きなようにやってみてください』と任されていた姿には感心しました。人間味に溢れた、まるで頼れる兄貴のような先生です」

お二人の会話を聴いて感じたのは、当時チェリッシュとして第一線で活躍されていたお二人でさえ、馬飼野先生の新たな一面を今になって発見されているということです。雲の上の存在だと思っていたチェリッシュのお二人ですが、その素顔はとても温かく人間味に満ちていて、私たちと同じように気さくに話される姿に、とても親近感が湧きました。

また番組内では、大ヒットした「てんとう虫のサンバ」の約2ヶ月後にリリースされたシングル「白いギター」の話題もありました。馬飼野先生が作曲されたこの曲は、悦子さんの澄みきった歌声とともに大ヒットし、当時は「白いギター」が飛ぶように売れたそうです。

今年、80歳を迎えられる馬飼野俊一先生。これからもどうかお元気で長生きされ、日本の音楽界に輝きを与え続けていただきたいと願っています。

投稿:2026年8月9日
シンガープロ 安藤秀樹


音楽家、馬飼野俊一先生から


私は、今年は80歳にもなり、音楽生活60周年を迎える大きな節目の年になりました。
ここまで来られたのも皆さんの応援とご協力があっての今日だと思っています。
どれだけ感謝してもしきれないほどの気持ちでいっぱいです。心から嬉しく思っています。
もう少し健康に気をつけて名曲が作れれば、最高ですが、大きな節目にたどり着いたことだけでも幸せだと思います。
皆さん、本当にありがとうございます。
これからも一緒に歩んでいけたら嬉しいです。

2026年8月9日
馬飼野俊一



馬飼野俊一

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