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◆ 歌王ふたりが繋ぐ、トロットの未来


ステージの幕が開く前、第3代歌王のホンジュンが、初代歌王のチョン・ユジンへ「先輩、こんにちは!」と敬意を込めて挨拶を交わす一幕があった。

チョン・ユジンが「敬語じゃなくて、タメ口でフランクにいこう!」と笑顔で返すと、ホンジュンは「今回優勝して、トロットの発展のために尽くそうと決心したんです」と熱い想いを吐露。それを受けたチョン・ユジンも「一緒に頑張りましょう!」と応じ、ふたりで「ファイト!トロット、ファイト!」と力強くエールを掛け合った。このふたりがいれば、トロットの未来は向こう10年は安泰だ、そう確信させてくれる一幕だった。

そんなホンジュンが、「『女子 日韓歌王戦』から誕生した最高のデュエットです!」と満を持して紹介したのが、リンと歌心りえによる『愛は命の花』だ。


◆ 時代を超える至高の名曲『愛は命の花』


ふたりが披露する曲は、韓国ポピュラー音楽界の伝説であり、日本の美空ひばりに匹敵する国民的歌姫パティ・キムによる、発売から42年が経つ名曲。1980年代のリリース以来、今なお多くの実力派歌手に歌い継がれている“愛の賛歌”だ。

「愛は心に咲く命の花、決して枯れることのない永遠の光」

男女の恋愛を超えた深い慈愛や生きることの美しさを肯定する神聖なメッセージが込められたこの曲。賛美歌のように厳かで美しいメロディから始まり、後半にかけてオーケストラがダイナミックに盛り上がる、聴く者の心を震わせる壮大な歌である。


◆ 国境を越えた、感動と友情の劇場型ハーモニー


会場全体が固唾をのんで見守る中、まずはリンが目を閉じ、澄み切った、透き通るような歌声で静かに歌い始める。続いて、歌心りえも想いを込めて韓国語で優しく寄り添うように歌い添える。

ふたりが交互に紡ぐ、心に染み渡る美しい歌声。楽曲が進むにつれてステージは熱を帯び、静寂と情熱のコントラストを描きながら徐々に盛り上がっていく。

そして圧巻のクライマックスへ。ふたりの声が重なり合った瞬間、まるで劇場全体を包み込むような圧倒的な声量と、どこまでも伸びていく美しい高音のハーモニーが会場に響き渡った。観覧席には、そのあまりの美しい歌声に涙を流しながら聴き入る人の姿も。

見事なフィニッシュを決めると、ふたりはステージの上で固く抱き合った。国境を越えた「感動と友情のハーモニー」に、会場からは割れんばかりの歓声と盛大な拍手がいつまでも送られた。

投稿:2026年6月23日
シンガープロ 安藤秀樹





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