2026日韓歌王 第2回 イ・スヨン
イ・スヨンが放つ圧巻のステージ
「それでは韓国チーム、イ・スヨンの歌を聴きましょう」
司会者の呼びかけに、会場は「イ・スヨン!」という凄まじい歓声に包まれました。先攻の荒川夏蓮さんが見事なシティポップを披露した後、韓国の「末っ子」がどのような反撃を見せるのか。日本チームの東亜樹さんも思わず身を乗り出し、その瞬間を待ち構えます
伝統楽器「チャング」と共に現れた天使
ステージに現れたのは、人物ではなく「チャング」という韓国の伝統的な打楽器でした。中学生の荒川さんが「あれは何?」と驚く中、韓国伝統芸能の重鎮たちをも唸らせる圧巻のパフォーマンスが始まります。
披露された楽曲は、キム・テゴンの名曲「望夫石」。
イ・スヨンさんが見せたのは、韓国伝統音楽「クガク(国楽)」に、ポップスやジャズなどの現代的要素を掛け合わせた「フュージョン・クガク」というスタイルです。白い衣装をまとったダンサーたちが伝統的な舞を披露する中、手に旗を持ち、両腕を大きく振り回すダイナミックな演技に会場は一気に飲み込まれました。
11歳とは思えない迫力の歌声
歌い出しの瞬間、会場を突き抜けるようなハイトーンボイスが響き渡ります。その声量は圧巻の一言。11歳という若さからは想像もつかないほど力強く、情緒豊かな歌唱に、コメントメンターのキム・テヨンさんも「上手だわ!」と両手でグッドサインを送ります。
見せ場は歌だけではありません。間奏に入ると、イ・スヨンさんは大型のチャングを巧みなバチさばきで打ち鳴らします。上半身をしなやかにくねらせながらリズミカルに演奏する姿に、東亜樹さんも「鳥肌が立つわ」と呆然とした様子。クライマックスではシンバルを鮮やかに叩ききり、ピンクのドレスをなびかせながら花道を全力で歌い上げました。
運命の判定:日本側から動いた「10票」の重み
対決を終えた後、荒川夏蓮さんも「今のは一体何だったの?」と驚きを隠せません。ゲストの中島美嘉さんも「ただただ驚いています」と言葉を失うほどの衝撃でした。
運命の判定は、日韓それぞれ100名ずつ、計200名の国民判定団に委ねられました。
韓国チーム:イ・スヨン 110点
日本チーム:荒川夏蓮 90点
結果はイ・スヨンの勝利。
注目すべきは、この110対90という数字が意味するものです。日本側の判定団100名のうち、10名が「相手チーム」であるイ・スヨンさんに票を投じたことを示しています。自国の応援という枠を超え、日本側の判定員をも唸らせたイ・スヨンさんの実力が証明された形となりました。
これで韓国チームが先制。スコアは韓国1、日本0となりました。
強烈な一撃を食らった日本チームですが、勝負はまだ始まったばかり。最年少同士が火花を散らした「1対1速攻選抜戦」は、ここからさらなる熱狂へと加速していきます。
投稿:2026年5月9日
シンガープロ 安藤秀樹
