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最終決戦で起きた「4戦全勝」の大逆転劇


2026年5月31日にBSフジで放送された『2026 日韓歌王戦』の第5回をTVerで視聴した。

自国のプライドを懸けた音楽の国家対抗戦『2026日韓歌王戦』。待望の第3次戦「1対1現場指名戦」の最終対決がついに幕を開けた。めまぐるしくアングルが変わるド迫力のテレビ画面は、一瞬たりとも目が離せない緊迫感に満ちていた。

第5回では、前回対決が見られなかった永井愛実、荒川夏蓮、イ・スヨン、カン・ヘヨンらの対戦が行われ、そのまま国民判定団の結果発表へと続くものと思っていた。
実際の放送では、東亜樹やキム・テヨンの単独ステージが唐突に挟まれたり、デュエット対決や歌王同士の頂上決戦、さらには韓国音楽界のレジェンド、チョン・スラと韓国TOP7による歌唱ステージが現れたりと、視聴者の私としては少々戸惑う構成内容だった。
しかし全体的には、ジャンルを超えたハイレベルな楽曲が次々と繰り広げられ、非常に見応えがあった。

最初の対決は、日韓最年少同士の対決。司会者のシン・ドンヨプがカードを引き、指名権を得たのは韓国チームの「ほほ笑みの天使」ことイ・スヨン。彼女が笑顔で指名したのは、日本チームの最年少で、ギャップが魅力の中学生・荒川夏蓮だった。日韓の「末っ子同士」による最年少対決が決定した。


宿命の末っ子対決:イ・スヨン vs 荒川夏蓮


【先攻】イ・スヨン(韓国):「星よ 星よ」(原曲:パク・ソジン)
目を閉じ、直立不動の姿勢から心を込めて歌い始めた11歳の少女。その悲しげな歌声と深い感情表現に、会場からは「表情が変わった」「上手ね」と感嘆の声が漏れる。高い声がどこまでも伸び、最後は涙が出そうなほど静かに終わる劇的なフィニッシュ。チャ・ジヨンやホンジュン、ク・スギョンらが思わず立ち上がって賛辞の拍手を送る圧巻のステージだった。

【後攻】荒川夏蓮(日本):「Jへ」(原曲:イ・ソニ)
対する荒川が選んだのは、韓国の国民的ディーバ、イ・ソニのデビュー曲。中学生が歌うには難度の高い哀愁のバラードだが、最初は澄んだ声の日本語で語りかけるように、途中からは韓国語でエネルギッシュに歌い上げる。最後は伸びやかな声でドラマチックに締めくくり、会場を魅了した。

判定結果: 芸能人判定団の評価は「60対60」の同点。引き分けのまま、勝敗の行方は240点満点の国民判定団へと委ねられた。


情熱の日本ステージ:東亜樹の「三千浦お嬢さん」


続いてステージに登場したのは、日本チームの演歌の天才・東亜樹。白のドレスに身を包み、韓国トロットの不朽の名曲「三千浦お嬢さん」を披露。東亜樹らしい柔らかな高音で丁寧に歌い上げ、1コーラス終わりに満開の笑顔で観客のハートをわしづかみに。「韓国、愛してます!」とお茶目に愛を伝える姿に、日韓の枠を超えた深い音楽愛が滲み出ていた。


歌王同士の頂上決戦:ホン・ジユン vs BON.井上


番組のボルテージは、両国のトップに君臨する歌王同士の直接対決で最高潮に達した。

【先攻】ホン・ジユン(韓国):「望郷じょんがら」(原曲:細川たかし)
驚きのスケールで日本から招待された三味線奏者(恋川純弥)らがステージに現れる中、ホン・ジユンが選んだのは演歌最高峰の楽曲。しかし、完璧な日本語の発音と圧倒的な声量の緩急で、会場を完全に圧倒する。天高く左手を突き上げ、ゆっくりとおろしながら静かな余韻を残す。細川たかしに匹敵する熱唱に、TAE LEEも思わず感動をあらわにしていた。

【後攻】BON.井上(日本):「デカルコマニー」(原曲:MAMAMOO)
対するBON.井上は、ロックテイストが融合したパワフルなK-POPナンバーに挑戦。バックダンサーを従え、4人分の歌唱と激しいダンスを1人でこなすエネルギッシュなパフォーマンスで会場を沸かした。

しかしBON.井上は、歌唱後、「練習したのに間違ってしまった」と悔し涙を流す。芸能人判定団の結果は80対40でホン・ジユンの勝利となったが、お互いの国を尊重し合う素晴らしい選曲に、芸能判定団の竹中雄大らからも熱いエールが送られた。


美しい絆が紡いだ奇跡:「カブトムシ」デュエット


続いて繰り広げられたのは、日韓デュエット対決。
韓国のク・スギョンとイ・スヨンが力強いロック調の「つつじの花」を披露。静かな始まりから一転して、サビでは胸を揺さぶるような大迫力の叫びと、会場の天井を突き抜けるかのように響き渡る長い伸びやかな声を披露し、圧倒的なパワーで歌い切り、芸能人判定団を総立ちにさせた。

厳しいプレッシャーの中、日本チームの東亜樹&荒川夏蓮が選んだのはaikoの「カブトムシ」。勝負を忘れ、純粋に音楽を楽しむ笑顔でステージに立った二人は、まっすぐに向き合い、視線を交わしながら美しいハーモニーを紡ぎ出す。特定の音でフワッと切ない裏声に切り替える卓越した歌声を見せ、最後は笑顔でぎゅっと手をつないだ。

音楽を愛するピュアな姿が胸を打った日本ペアが、芸能人判定団から「90対30」の大差をつけて見事な勝利を収めた。


初勝利を懸けたキュート&ビジュアル対決:カン・ヘヨン vs 永井愛実


第3次戦のトリを飾るのは、これまで勝ったことのない2人による、初勝利を懸けた真っ向勝負だった。

【先攻】カン・ヘヨン(韓国):「D.D.D」(原曲:キム・へリム)
水色のブラウスにオレンジのミニスカートという華やかな衣装で登場。ソファーや公衆電話を使った巧みな演技構成と、軽快でノリの良い伸びやかな歌声でレトロポップスの魅力を爆発させた。

【後攻】永井愛実(日本):「タッチ」(原曲:岩崎良美)
オレンジ色の水玉模様のミニドレスに、大きなリボンの髪飾りを合わせた可愛らしい衣装の「国民的初恋の人」永井は、左右に4人のバックダンサーを従え、全員が後ろ向きの姿勢からスタート。昭和のアニメソングをチャーミングに、そして軽快なダンスとともに披露した。投げキッス、そしてエンディングのウィンクまで可愛さ全開のステージだった。

結果は70対50で永井愛実の勝利。日韓戦での嬉しい初勝利に、永井の目からは涙がこぼれ落ちた。


激闘の結末:日本チーム、悲願の優勝!


すべての対決が終了し、芸能判定団の韓国音楽界のレジェンド、チョン・スラと韓国TOP7による国民的応援歌「ああ!大韓民国」の圧巻の特別ステージを経て、いよいよ運命の最終結果発表を迎える。

第1次戦、第2次戦ともに引き分けで迎えたこの第3次戦。芸能人判定団による中間発表では「5対5」と、またしても一歩も譲らない僅差の勝負。全ては240点満点の「国民判定団」の点数に委ねられた。

そして開けられた運命の蓋。スペシャルステージを含む後半4つの対決(ミステリー現役対決、デュエット対決、トリオ対決、日韓歌王対決)において、日本チームが驚異の「4戦全勝」という大逆転劇が起こった。特にトリオ対決では「288対72」という圧倒的な大差で日本が圧勝。

最終結果は、【韓国 4 対 7日本】。
過去2回の無念を晴らし、2026日韓歌王戦の栄冠を掴んだのは日本チーム!場内は歓喜に包まれ、お互いの健闘を称え合う温かい拍手がこだました。


2026日韓歌王戦 授賞式


授賞式では、ライジングスター賞に荒川夏蓮とソルジ、日韓架け橋賞に東亜樹とホン・ジユン、長年の功績と健闘を称えMVPにはBON.井上が選ばれた。BON.井上は「歌手として、アーティストとして必死に頑張っていく」と涙ながらに決意を語った。


総括


今回の第3次戦は、芸能人判定団と国民判定団の評価が大きく分かれる場面が多く、最後まで結果が読めない非常にドラマチックな展開だった。特に荒川夏蓮、東亜樹、永井愛実といった日本チームの若手・ベテランの活躍が光り、日韓双方の音楽文化への敬意が感じられる素晴らしい番組だった。


出場者・審査結果詳細


【出場者・出演者】

日本チーム: 下北姫菜、荒川夏蓮、東亜樹、BON.井上、永井愛実、TAE LEE、Natalia D

韓国チーム: ク・スギョン、ソルジ、キム・テヨン、ホン・ジユン、イ・スヨン、カン・・ヨン、チャ・ジヨン

司会: シン・ドンヨプ

芸能判定団: Shin、歌心りえ、南野陽子、ソル・ウンド、チョン・スラ、キム・スチャン、Juni、Masaya、竹中雄大、カンナム、リン、チョン・ユジンの12名


【審査結果詳細】

ビン・イェソ vs aika(ミステリー現役対決)
韓国:ビン・イェソ 対 日本:aika
芸能人判定団  50 点 対  70点
国民判定団  46 点 対 194点
合計得点 96 点 対  264点

結果: aika(日本)の勝利!
芸能人判定団でもaikaがリードしているが、何より「国民判定団」から194点という圧倒的な支持を集め、ダブルスコア以上の大差をつけて日本が勝利。

日韓デュエット対決
韓国:「クスギョン・イスヨン」
日本:「東亜樹 と 荒川夏蓮」
韓国ペア 対 日本ペア
芸能人判定団 30点 対 90 点
国民判定団 134点  対  106点
合計得点:164点  対 196 点

結果: 日本ペアの勝利!
国民判定団の得点では韓国ペアが134点と上回ったが、芸能人判定団が日本ペアに「90 vs 30」という大差をつけたため、合計196点で日本が見事に逃げ切って勝利を掴む。

日韓トリオ対決
韓国:カンヘヨン・キムテヨン・ソルジ
日本:下北姫菜・TAE LEE・Natalia D
韓国トリオ 対 日本トリオ
芸能人判定団 10 点  対  110 点
国民判定団  62点 対   178点
合計得点 72 対 288点

結果: 日本トリオの勝利!
芸能人判定団から「110点」という驚異的な高得点(韓国側は10点)を獲得し、国民判定団の票もガッチリ掴んで、合計「288 vs 72」というこの日一番の圧倒的な大差で日本が圧勝。

歌王たちの日韓歌王対決
韓国の歌王「ホン・ジユン」に対し、日本側は「BON.井上」
ホン・ジユン(韓国) 対  BON.井上(日本)
芸能人判定団 80 点 対  40点
国民判定団  74 点 対  166 点
合計得点 154点 対 206点

結果: 日本(BON.井上)の勝利!
芸能人判定団の評価ではホン・ジユンが80点を獲得して一歩リードしていたが、国民判定団がBON.井上に166点という大得点を送り、見事な逆転劇で日本が勝利を収めた。


補足


【日韓歌王戦】
前哨戦:査定戦・100秒戦
(お互いの実力を測るための最初のウォーミングアップ・100秒勝負)

第1次戦:1対1 速攻選抜戦
(本選の幕開けとなる最初のガチンコ1対1バトル)

第2次戦:1対1の一曲バトル
(同じ曲を2人で歌い分ける、ごまかしの効かないシビアなバトル)

第3次戦:1対1現場指名戦
(事前に対戦相手が決まっておらず、その場で引いたカードで指名権が決まる緊迫のバトル)

投稿:2026年6月13日
シンガープロ 安藤秀樹











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