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~国の誇りをかけた14人の頂上決戦、幕開け~


2026年4月26日、BSフジで放送された「2026日韓歌王戦」第1回を視聴した。
「ゲンエキカオウ~歌姫~」を勝ち抜いた日本最強の7人が、韓国のトップボーカル7人と国の誇りをかけてぶつかり合う、そんな夢の舞台がついに開幕した。

今回は、本格的な対決を前に相手チームの戦力を探る前哨戦として「査定戦・100秒戦」が行われた。
ルールは、歌唱時間100秒という制限の中で、相互に相手チームを採点し合うというものだ。低い点数をつけて自国を有利に導く「けん制」も可能だが、随所でお互いをリスペクトする姿勢が見られたのは非常に感慨深かった。また、スピーディーなカメラワークが歌唱の迫力を引き立て、見応えのある演出となっていた。

韓国チームの大将、チャ・ジヨンが筆で一気に鯨を描き上げ、威風堂々と歌い上げる姿。そしてラストを飾った日本の大将、BON.井上がダンスチームを従えて披露した圧巻のパフォーマンス。どちらも言葉を失うほどのド迫力であった。

全体を通して、運動会のような大きな盛り上がりを見せたが、日韓のメンバーが次第に打ち解け、友好関係を築いていく様子が画面越しにも伝わってきた。視聴者である私にさえ、そのように感じられたのは、この番組の特筆すべき魅力である。

【出場者・出演者】
・日本チーム: BON.井上、東亜樹、Natalia D、TAE LEE、下北姫菜、永井愛実、荒川夏蓮

・韓国チーム: ホン・ジユン、チャ・ジヨン、イ・スヨン、ク・スギョン、カン・ヘヨン、キム・テヨン、ソルジ

・司会: シン・ドンヨプ

・コメントメンター: 竹中雄大、カンナム、リン、チョン・ユジン、パク・ソジン

■韓国の先陣を切った"赤ちゃん虎"キム・テヨン
最初の挑戦者は韓国チームから、現役6年目の中学2年生・キム・テヨン。4歳から国楽を学び、7歳でカーネギーホールに立ったという経歴の持ち主だ。「中2の怖さを見せます」という宣言通り、チンソンの「行かないで」を披露すると、あどけない表情から一転、歌い始めた瞬間に"虎"へと豹変。日本チームの荒川夏蓮が「あかんて!」と思わず声を上げるほどの衝撃を与えた。日本チームによる採点は617点。暫定1位でスタートを切った。

■感動の告白とともに歌った荒川夏蓮
続く日本チームは末っ子・荒川夏蓮、14歳。母の経営するカラオケ喫茶での歌声がSNSで拡散し、「ゲンエキカオウ~歌姫~」トップ7に上り詰めた。
選んだ曲はMISIAの「逢いたくていま」。その理由を語った言葉が、会場の空気を一変させた。「12歳の頃に両親が離婚して……今はお父さんと連絡がとれていません。この歌を歌えば、お父さんが会いにきてくれるかもしれないと思って」。その言葉を受けたTAE LEEの「いつもお母さんの喫茶店で歌っているように歌ったらパーフェクト、がんばれ!」という声援が温かく響いた。骨太い歌声で渾身の歌唱を披露した荒川は、韓国チームから604点を獲得。暫定2位となった。

■完全無欠のソルジが魅せた貫禄
韓国チームの2番手はEXIDのメインボーカルとして知られるソルジ。現役21年目の実力者が「J-POPを超えるK-POPを披露します」と宣言。イム・ヒスクの哀愁あふれるバラード、「私だけのあの人は去り」を披露すると、BON.井上が思わず立ち上がるほどの衝撃を会場に与えた。日本チームによる採点は612点。高得点ではあるが、各チームの「けん制」もちらほら見え隠れし始めた。

■不屈のダークホース・下北姫菜が最高得点を叩き出す
日本チームの下北姫菜は、幾度も脱落を経験しながらトップ7入りを果たした大阪出身・現役8年目の実力者。韓国のAileeの名曲「見せてあげる」を、なんと韓国語で歌唱。踊りながらも安定した歌声を響かせ、会場の日韓両チームを総立ちにさせた圧巻のステージ。「韓国語で誠意を見せてくれた」と韓国チームも絶賛し、採点は650点。100秒戦の暫定1位に躍り出た。

■11歳・笑顔の天使イ・スヨンの驚異
韓国チームの末っ子、現役3年目のイ・スヨン、わずか11歳。「笑うと目が見えなくなるように、日本チームの未来も見えなくさせます」という言葉に会場が沸いた。ユン・スヒョンの「花道」を丁寧に、かつ伸びやかに歌い上げ、日本チームを驚かせた。採点は612点。BON.井上が70点という厳しい点数をつけたことで「けん制」が鮮明になった。

■永井愛実の爽やかな挑戦
日本チームの国民的初恋ビジュアル・永井愛実は制服姿で登場し、谷澤智文の「きみにとどけ」を披露。10CMのリメイク曲として話題の楽曲で会場を春の空気に包んだ。しかし採点は495点。「結構歌声で採点するみたい」とBON.井上が分析するように、歌唱力への評価が厳しく表れた結果となった。

■チャ・ジヨンが圧倒的オーラで暫定首位へ
韓国チームの大将・チャ・ジヨン、現役21年目のミュージカルスターが登場すると、その威風堂々とした佇まいだけで会場の空気が一変した。「日本チームが一番警戒しているのは誰か」と問われれば「わしを呼んだのか」と返す貫禄。ソン・チャンシクの「鯨狩り」を、筆でクジラを書き上げるパフォーマンスとともに披露。雄叫びとともに繰り広げられた魂の歌唱に、日韓両チームが総立ちとなった。採点は652点で暫定1位に躍り出た。この査定戦初の100点も飛び出した。

■演歌の女神・東亜樹、天国の父へ捧げる鎮魂歌
前回の日韓歌王戦にも出場した東亜樹は、現役14年目の演歌歌手。前回の出演・撮影期間中に父を亡くし、「今日は天国に届くように歌いたい」という言葉を胸に、イジェハの「牡丹椿」を披露。研ぎ澄まされた澄んだ音色の歌声に、韓国チームは「マイクが別物みたい」「力を抜いているのにうまい」と驚嘆。BON.井上は「天の声」と表現した。採点は648点で暫定3位。その謙虚で品のある立ち居振舞いも、多くの人の心を打った。

■第3代歌王の実力
「現役歌王」第3代チャンピオンのホン・ジユンは、ナムジンの「僕の魂のヒロイン」で王道トロットを披露し日本チームを総立ちにさせたが、採点は627点にとどまった。コメントメンターからも「歌王が1位になれないのは、強すぎるがゆえのけん制だ」との声が漏れた。

■ラストを飾ったBON.井上の衝撃
青みがかったミントカラーの髪色で登場したBON.井上は、「私のパフォーマンスを見て顔が真っ青になるのでは」と強烈な挨拶で場を制した。HANAの「Tiger」を、専属ダンスチームを従えて圧巻のパフォーマンスで披露。「CG演出かと思った」とコメントメンターを驚かせ、チャ・ジヨンからは「歌手になるために生まれてきた」と絶賛された。採点は635点で暫定4位。

【100秒戦 暫定順位】
1位. チャ・ジヨン(韓国):652点

2位. 下北姫菜(日本):650点

3位. 東亜樹(日本):648点

4位. BON.井上(日本):635点

日本チームが上位3位のうち2人を占めるという、韓国チームにとっても油断ならない結果となった。

次回からいよいよ本格対決が幕を開ける。特別ゲストにJ-POPディーバの中島美嘉を迎え、日韓が激突する「第一次戦:1対1速攻選抜戦」。3連勝を狙う韓国か、悲願の雪辱戦を果たす日本か。この熱き戦いから、ひと時も目が離せない。

投稿:2026年4月29日
シンガープロ 安藤秀樹



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